スカートの裏地や上着の裾で時々隠れながらも、大人っぽい、黒いパンティの存在感は強烈だった。
一目見ただけでも相当露出の多いことがわかるのだけれど、そのただでさえ少ない布地が、全体に施されたレースでなおさらスケスケに見える。
ちゃんとしっかり隠されているのは、股布の部分だけだ。
スポンサードリンク
黒い、かすかに光る布地が、いかにも柔らかそうな彼女の股間に食い入っている。
その奥にあるだろうからだの形が、パンティの表面にかすかな凹凸を作っているのさえはっきりとわかった。
今ならまだしも、当時の僕には刺激が強すぎた。
股間がムズムズし始めたのを自覚したとき、僕は心底動揺した。
そういう年頃だったとしか言えないが、こんな時でさえ興奮してしまった自分にあきれたし、何よりまずい。
下半身はむき出しなのだから、ここで勃起でもしてしまったら、ごまかす術はない。
そして、そうなったとき、彼女がどう反応するかは考えるまでもなかった。
むりやりスカートの奥から目を引きはがし、僕は横を向いた。
なんとかそれで気持ちを落ち着けようと思ったのだ。
けれど、一度始まった血流の流れは、そう簡単に収まるものではなかった。第一、いくら視界からは消えても、頭の中まではどうしようもない。
記憶として刻み込まれたM子のスカートの中の光景が、鮮明に何度も何度もイメージされ、余計に僕の心臓の動悸を速めただけだった。
ムクムクと股間が固くなり始める感触を感じたとき、僕は終わったと思った。
もともと最低な状況ではあるけれど、だからと言ってこれ以上敵を増やしたくはない。
けれど、どうしようもなかった。
敢えて自分の下半身には目をやらなかった。股間の熱さだけで、どれだけ膨れ上がっているかは見なくてもわかる。
今度こそ、M子の悲鳴か罵声かが校舎中に響き渡ることだろう。
僕は再び、目を固く閉じ、心の準備をしようと、大きく息を吸った。
けれど、僕の耳にはいたって落ち着いた彼女の声が飛び込んできた。
「こんな時でも大きくなるんだね」
「…」
「びっくりしちゃう。男って、そういうもんなんだね」
思考を読まれたかのようで、僕はそれこそ泣きたい気分になったけれど、その彼女の声色には感情が微塵も感じられなかった。
本人はびっくりとは言うものの、そんな様子はまるでない。
ただ、目の前にある事実をありのままに口にしただけと言わんばかりだ。
僕は目を開けた。
やはり、目前でひらひらするスカートと、黒い下着。
そして、その上には、動揺した様子もなく無表情で僕を見下ろしている彼女の顔があった。
その表情にも、軽蔑や憐憫はまるでない。ただただ、教室の床に横たわって股間を勃起させている僕の姿を眺めているだけだ。
かっと顔が熱くなった。
相手が冷静なだけに、なおさら自分の姿が無様に感じたし、情けなかった。
それにも関わらず、やはり股間はまったく収まらない。彼女の言葉通りだ。自分でもびっくりしたというか、呆れた。
ただ、本当に驚いたのはここからだった。
「あたしさ、男きょうだいとか、いないんだよね」
「…?」
「だからさ、こういうのはじめてなんだ。みるの」
彼女の私生活を僕は知らない。
格好の好き嫌いはどうあれ、ルックス自体は整っている彼女だから、彼氏の一人や二人はいるものだと勝手に思っていた。
当然、そんな相手がいれば、下半身くらいは見慣れているだろうとも。
だから、彼女の言葉は僕には意外に聞こえた。
もっとも、それに対してどうこう言えるような余裕はなかったけれど。
ペタペタと上履きの音を放課後の教室に小さく響かせながら、彼女が少しだけ位置を移動した。
身体が動いたことで、スカートがふわっと浮き上がる。背中を向けたことで、スカートの中の、お尻側までがハッキリ見えた。
黒いパンティは、少しお尻の割れ目に食い込んでいる。それをみて、なおさら僕の股間は固くなった。
もう痛いほどだ。
僕の身体の横、腰のあたりまで移動したところで、彼女は立ち止まった。
そして、やはり無表情のまましげしげと僕の股間を見下ろす。
「なんか出てるよ」
「…」
ここまで言われると、無様を通り越して顔から火がでそうだった。
言われるまでもなく、わかっていた。
亀頭の先に、微妙にだったけれど冷たいものを感じた。カウパーが既に湧き出て、亀頭を濡らしているのだ。
肉棒全体がカッと熱くなっているせいか、空気に冷やされた先走り汁は、必要以上に冷たさを感じさせた。
「わかりやすいなあ…あきれちゃった」
「…」
「…でも、面白いな」
「…?」
意味が分からない。こんなものの、何が面白いというのか。
単に珍しいのかもしれないが、それだけではこんな反応には普通ならないだろう。
いくらM子がギャルとは言ったって、そこまでの免疫があるとは思えない。
けれど、それはM子にとっては、別に嘘でもなんでもなかったようだった。
「最後にはシャセイするっていうよね、これ」
「…」
「触ると気持ちいいんだろうね。自分でもしてるの?」
「…ああ」
どうかとおもう問いかけだったけれど、何も言わないのもさすがにどうかと思って僕はようやく、ぶっきらぼうではあったけれど返事を返した。
とはいえ、彼女はそんなことはハナから意に介していなかったかもしれないし、多分僕が無言だったとしても、やることはもう決まっていたかもしれない。
その後の彼女の言動を考えたら、そう思える。
「ふうん…じゃあ、こういうのも気持ちいいの?」
「!」
息が止まった。
いつの間に脱いでいたのか、間髪入れずに、彼女の、ソックスに包まれた長い脚の先が、僕の股間にいきなり伸びてきた。
ごく軽くではあったけれど、彼女は脚の指の先で、膨れ上がった僕の股間をつついてきたのだ。
スポンサードリンク
「うわ、こんなに硬いんだ…」
「…」
「あ、ちょっとゆらゆらしてる。バネ入ってるみたい」
彼女の言う通り、足先で突かれた僕の股間は彷徨うように揺れたけれど、すぐにまっすぐ天井を向いて、元のとおりにそそり立った。
僕はすっかり困惑していた。M子がどういうつもりなのか、まったくわからない。
ただ、気持ちよかったのは確かだった。自分で握りこむような強い快感ではないけれど、断続的に小さく、でも確実に追い詰められていく感じ。
今思えば、あれが焦らしというものの気持ちよさだったのかもしれない。
彼女は僕と話すつもりはないようで、その後は無言でしばらくの間、やはりつんつんと陰茎を足先で突き続けた。
ソックスの素材だろうか、チクチクする感覚が、竿や亀頭に時折残った。
混乱しながらも、ときどき息が詰まりそうになる感覚が僕を襲った。その感覚が徐々に短くなってくる。
もしかして、このまま射精までさせるつもりなんだろうか。
そう思うと、みじめさと期待がないまぜになった、不思議な気持ちになった。
けれど、彼女はそこまでする気はなかったようだった。
しばらくつつき続けたあと、彼女はそっと脚を引き、再び上履きを履いた。
そして言った。
「…ありがと。満足したよ」
「?」
ますます僕は狐につままれた気持ちになった。こんな経験はこれまでなかったからわからないが、こういう時に礼を言うものなのか?
そんな僕を残して、彼女は身をひるがえすように歩き出してしまった。
「あ…」
返事は帰ってこなかった。
教室のドアががらりとあき、そしてぴしゃりと閉まる。
僕は股間をパンパンに腫れさせたまま、取り残された。
不満は感じなかった。そんな感想を抱けない程度には、頭がぐしゃぐしゃになっていた。
僕はしばらく寝そべっていたが、やがてがばっと起き上がると、やはり床に投げ出されていた自分の下着とズボンをわしづかみにして、手早く身に着けた。
勃起は一向に収まらず、服を着るのも苦労するくらいだったけれど、そんなことはどうでもよかった。
形だけ身づくろいをして、僕は教室を飛び出し、そのまま家に帰った。そして、部屋に飛び込むなり、さっきのことを思い出しながらオナニーをした。
早かった。
1分もかからず、僕はティッシュの中に、大量の精子を吐き出した。
ようやく一息ついて、僕は自室でひとり、さっきのことを思い返した。
あれは、本当になんのつもりだったんだろう。
相手の意図がわからないだけに、不安もあった。今の自分の立場を考えると、ハッキリ言ってどんな裏の意図があるかわかったものじゃない。
もしかしたら、誰かがあの様子を写真にでも撮っていて、それをバラまくつもりなんじゃないだろうか。そういうことまで考えた。
そんなことを考えてしまうほどには、僕はクラスメートを信じられなくなっていた。
でも、M子の様子を考えると、そこまでの悪意も感じなかったし…
結局結論は出せず、僕は早々に食事と風呂を済ませて、眠りについた。
もうどうでもいいかと思った。なるようになれだ。
結果から言うと、心配していたようなことにはならなかった。写真が出回るようなことはもちろんなかったし、M子との行為のことに触れてくるような奴もいなかった。
ただ、それで状況が好転するわけでもない。
校内での僕の立場はそれからも相変わらずで、数々のいやがらせはもちろん、服をはぎ取られることも一向に収まらなかった。
言い方は変だけれど、一種のブームになっているんじゃないかと思うくらい、入れ替わり立ち代わり、いろんな奴に僕は服をはぎ取られ続けた。
みじめさここに極まるといっても言い過ぎじゃない。
ただ、一つだけ変化があった。放課後散々にいじられた僕のもとに、なぜかM子がたびたび現れるようになったのだ。
もちろん、やることは決まっていた。
まるでお決まりのように、僕を床に寝そべらせると、むき出しの陰茎を足で突ついて去っていくのだ。
やはり、彼女は退屈そうな顔で、無表情に僕の股間をつつくばかりだった。回数を重ねても、世間話さえしない。
そんな話をするような状況ではなかったけれど、だから余計に僕はわけがわからなかった。
彼女が事情を全く話してくれない以上、こちらとしても意図の読みようがない。
それでも、それが習慣化してくるにつれ、そのM子との時間は、僕にとって心地よさを伴うようになっていった。
悪意があるわけではなさそうだったし、それだけでもその頃の僕にとっては貴重な人間関係だった。
ましてや、やってくれている内容が内容だ。
やはり軽くつつくだけで射精まではさせてくれなかったけれど、それでも僕にとっての衝撃には変わりなかった。
M子の、色とりどりの大人っぽいパンティを目に焼き付けながら、僕は無様に股間を膨らませ続けた。
クラスメートの嫌がらせの陰湿さと、M子との関係とのアンバランスさは、そのうち僕の感覚を狂わせていった。
学校に行けば、鬼のようなみじめさと、M子との奇妙極まりない付き合いが待っている。
そう思うと、朝が来て学校に向かうたび、なんとも座りのわるい、変な気分を覚えた。
そんな日々が3ヵ月ほど続いたころだっただろうか。
僕はついに、直接M子の眼前で、脚でしごかれながら射精することになった。
スポンサードリンク
カテゴリ:女学生エロ体験談(男性視点)