…さて、ここからどうしよう。
事ここにおよんで、僕はふと我に返りました。
実をいうと、僕自身もほとんど経験はないのです。
1度だけ大昔に経験はあるのですが、あの時はほとんど相手がリードしてくれたため、自分から主導するのは事実上これがはじめてでした。
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どうする、どうする。
迷ったまま、しばらく一方的に抱きしめていると、やがて彼女の手が僕の背中に回ってきました。
彼女が口を開きました。
「…汗、べたべただね」
その声は、さっきとはうってかわって落ち着いていました。
「そうですね」
「着替え、いいの?」
「いいです」
「ていうか、するつもり?風邪、ひどくなっちゃうかもよ?」
「この際、かまいません」
「そう。…でも、その前に、やっぱり一応着替えよ。あと、キンカン湯飲まない?」
シャツを着替え、二人でベッドに並んで座って、キンカン湯を飲みました。
完全に意識から消えていましたが、喉はカラカラに乾いており、キンカン湯がいい感じに染み渡っていきました。
飲み終わると、N美さんがほほ笑んでこちらを見ていました。
「飲み終わったね」
「ええ」
「ちょっとは落ち着いた?」
「ええ、でも、ある意味落ち着いてないです」
ここまで来たら、ごまかしても仕方がないと思ったので、そう答えました。
「そう。じゃあ…」
そこまで言って、彼女は思い出したかのように、再び真っ赤になりました。
「…うーん…やっぱりこういう時って、年上ぶるの、無理なんだね」
「いや、十分綺麗なお姉さんって感じですよ。…今更ですけど、いいんですよね」
「あなたこそいいの?年上だよ?あたし」
「関係ないですよ。N美さんかわいいですから」
「そう…それなら、ひとつだけお願い。するならナマでして」
「え?」
彼女の顔は、真剣でした。
「あたしもいい年だからね。する以上、その後のことも考えてもらわないと。覚悟、ある?」
一瞬迷いました。
自分の今の不安定な体調で、仕事がこれからどうなるのか。
今後やっていけるのか。そのことが頭をよぎったんです。
でも、彼女と一緒になれるかもしれない、その可能性があることの喜びは、それ以上でした。
なんとしてでも、そこはクリアしよう。そう腹が決まったんです。
「はい」
「そっか、じゃあいいよ…もともと、あなたのことはかわいいとは思ってたしね」
「うっ、そんな風に思ってたんですか?」
「褒めてるのよ。光栄でしょ?」
「うーん、ちょっとむずかゆいですけど、そういわれるとまんざらでもないですね」
「フフ、そうでしょそうでしょ。…じゃあ、はじめよっか」
なんだかんだでキンカン湯で一息ついたのがよかったのか、今度は流れがスムーズに行きました。
そのまま抱き合って、服の上からお互いをまさぐりあいました。
さすがに、彼女はどうしたらいいかわからないようで、たどたどしく僕の身体を撫でているばかりでしたが、それがかえってかわいくて仕方がありませんでした。
キスはやはりしませんでしたが、首筋に舌を這わすと、彼女はとまどったように「ん…」と吐息を吐きます。
服の上からしばらく胸を撫でたあと、片手をスカートの奥に差し入れました。
指の先に裏地のツルっとした感触があり、その先に下着のレースの感触がありました。
欲求を抑えながら、下着の上から、彼女の陰部を指先でできるだけ力を入れずに刺激していきます。
こういう時に経験がないというのはとても不安なものです。内心、かなり焦りながら、必死に彼女の身体を刺激し続けると、やがて、股間を刺激していた方の指先に湿り気を感じました。
ふと、彼女の顔を見ると、目が潤んでいました。僕が見ているのに気づき、ほほ笑んで見返してきます。
そろそろ、いいんだろうか。
僕は、彼女を脱がせにかかりました。上に着ていたシャツのボタンを一つずつ外していきます。
彼女も、自分で後ろに手を回して、スカートのホックを外しました。
はらりとシャツがはだけ、白いミニスリップが現れました。巨乳とは言わないものの、形のよい胸が、薄い布地を押し上げています。
光沢のある白い表面に浮き出た彼女の身体の線。胸元に控えめに入れられた花柄のレースがいかにも大人の女性という雰囲気で、僕は息がつまるようでした。
あまりの色っぽさに、危うくとびかかりそうになるのを必死で自制しました。
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お互い全裸になったところで、ベッドに押し倒しました。
下着の上から感じた通り、彼女の性器からは既に愛液がじわじわと漏れ出していました。でも、はじめてだっていうしな。
これまで処女としたことはありませんから、どうにも要領がわかりません。
でも、おそらくは、濡らせるだけ濡らしたほうがいいんだろう。
そう考えて、身体中を愛撫し、舐めまわしました。N美さんも少し感覚がわかってきたのか、悩ましい吐息が絶えず漏れてきます。
もう一度指先で彼女の割れ目をなぞってみると、今度はさっきよりもはっきり、ベットリとした感覚がありました。
「どうですか?いい感じ?」一応声をかけてみました。
「…うん…気持ちいい…よ」優しい声でした。
「そろそろ、いいですか」
「うん。ちょっと自分ではよくわからないけど…来て」
それを聞いて興奮は絶頂に達しました。
顔は相変わらずカッカとしていたのですが、アドレナリンでも出ているのか、キツさはもう殆ど感じなくなっています。
単に感覚がマヒしていたのかもしれないですが。
彼女の割れ目にペニスをあてがい、念のため潤滑油がわりに、漏れ出した愛液を一杯ペニスに擦り付けます。
それから、ゆっくりと、割れ目を指で開きました。未使用の膣は綺麗なピンク色で、愛液にまみれてキラキラと光っています。
その奥へ、少しずつペニスを押し込んでいきます。
「んくぅっ」
彼女が声をあげました。うっすらと涙がにじんでいます。
「い、痛いですか?」
「うん…思った以上に…痛いねこれ…でも、続けて?」
「大丈夫ですか…一旦抜いても…」
「いいの。今、自分でもよくわかんないんだけど、欲しいって気分だから…」
「…じゃあ、もっと入れますよ」
「うん」
彼女の言葉は、まるで、子供に戻ったかのような素直さでした。それが、興奮をさらに高めます。
できるだけやさしく、でも言われた通りに、僕は膨張しきった自分のペニスをさらにぐっと押し込みました。
「くぅっ…、くうぅぅ」
彼女の顔が、涙でくしゃくしゃになりました。
でも、目はじっとこちらを見ていて、もっと入れるようせかしてきます。
迷いはありましたが、そのまま力を込めて、奥までぐいっと突きました。
抵抗をあきらめたかのように、ズブズブと僕のペニスが、根元まで完全にN美さんの膣内に埋没しました。
「根元までいきましたよ」
「ん、くぅっ…奥まで来てるぅ…あはは、ものすごくキツいけど…なんかうれしい気分だね…」
しばらく、そのままの恰好でじっとしていました。
彼女がまだ痛そうだったというのが大きいですが、実をいうと、あまりの締め付けに、僕の方も動いたら射精してしまいそうだったのです。
やがて、彼女の表情が落ち着いてきました。
「…どうします。動いても大丈夫そうですか」
「…うん。」
そうはいっても彼女がまだ心配だったので、軽く動かすのが精一杯でしたが、僕にとってもそれで十分でした。
N美さんの膣は締めつけはもちろん、いざ動かしてみると絡みついてくるようで、刺激が強烈だったのです。
それに、うごくたびに股間から聞こえてくる、濡れた水音がいやらし過ぎました。
「は、はぁっ…おち●ちんって、こんななんだね…っ」
「どうですかっ、いい感じですかっ…」
「うんっ…ホントに熱くて堅い…アレが膣内で動いてるって考えると、…たまんない…」
そんな会話も、ますます射精を促しているようでした。
僕はそれほど早漏というわけでもありませんが、それでもすぐに射精感がやってきました。
「あ、あれっ…なんか、おち●ちんがひくひくし出したよ?」
「そろそろ、イきそうなんですっ!」
「じゃ、じゃあ、もうすぐ出るんだ…んっ!」
「は、はい、もう出ますっ!」
「うんっ…そのまま思いっきり出してっ!」
その言葉が終わったところで、限界が来ました。
ペニスの根元から根こそぎ吸い取られるような絶頂感が一瞬あった後、どくどくと大量の精子が膣の中に流れ出しました。
「あ、あ、ああっ…しゃ、射精されるって、こんななんだ…おち●ちんがビクンビクンって震えてるぅ…」
力尽きたように、ふたりとも脱力していました。
その間も、N美さんの膣に差さったままの僕のペニスは、徐々に小さくなっていきつつも、何度も何度も、N美さんの中に精液を吐き出し続けました。
「あなたの精子、いっぱい出てる…」
「どんな感じですか?」
「うん…あったかくて…なんか、すっごいやらしいんだけど、同じくらいすっごい幸せだね、ホントに…」
その後、N美さんとはそのままお付き合いさせてもらっています。
いざ付き合ってみると、性格的にも相性がよくて、このまま結婚まで行きそうな気配です。
ケガの功名みたいなものですけど、あの時風邪ひいたことに感謝しなきゃいけないですね。
僕の仕事については、当時の会社ではやはり融通を利かすのは難しいということで、すぐに転職活動を始めました。
結構苦労しましたが、なんとかいい会社が見つかったんです。
給与はガクリと安くなってしまったんですが、彼女がそれでいいよと言ってくれたのが決めてになりました。
もちろん考えなければいけないことは山とあるのですが、僕の一生を通しても、多分ここまでの運は二度とめぐってこないだろうな、今はそんな風に思っています。
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カテゴリ:エロ体験談その他(男性視点)