な、なにこいつ?
この状況で勃起してんの?
あたしの方が危うくパニックになりかけました。
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そりゃ、あたしもこれまで色んな男と寝てきました。
その中には、マゾっぽい男も確かにいました。
ですが、さすがにこんな状況で勃起するような奴なんて初耳です。
この様子だけでは、どこでスイッチが入ったのかまではわかりません。
ですが、少なくともA田が普通でないのは明らかでした。
…これじゃ、奥さんが相手するわけないわ…
そう思いました。マトモな女なら間違いなく引きます。
マトモな女なら。
あたしは、我ながらすごく不本意ですが、マトモではなかったみたいです。
これまで見たこともないくらい、無様で情けない男。
しゃくりあげながら股間を勃起させている、どうしようもない男。
そんな男を目の前にして、あたしは生まれて初めてと言っていいくらい、ゾクゾクするものを感じたのです。
別にいたぶりたいわけではありません。
かといって、こういうのがタイプなわけではもちろんありません。
同情でもありません。
ただ、このボロ雑巾のようなこの男を、自分の思うがままにしたい。
それだけでした。
「…なによあんた、実はこういうのが好みだったワケ?」
蔑んだ口調で、あたしは言いました。
見下ろしているあたしの目からも、ますます膨らみが大きくなったのがわかりました。
A田は、相変わらず顔に手を当てたまましゃくりあげていました。
ただ、顔をかすかに縦に振った気がします。
「ふーん、で?奥さんには相手にしてもらえないってこと?」
今度はブルブルと震えています。A田なりの憤りの表現なのかもしれません。
「それであたしに八つ当たりしてたわけ?バカ?」
「…」
A田はそれには答えませんでした。肯定も否定もなし。
ですが、あたし的には何となく腑に落ちたので、それ以上突っ込むのはやめました。
勃起は相変わらず。はちきれんばかりです。
「…で?あんたはどうしてほしいの?こんなみじめな姿で、あたしに何をしてほしいワケ?」
何もA田は意思表示をしてきません。
ただ、腰のあたりを不気味にフルフルとうねらせています。
最悪です。これまでにみたどんな男よりも、気色が悪い。
それがあたしには、たまりませんでした。
「ふーん…何言いたいのかさっぱりわかんないけど、興奮はしてるのね…変態」
その一言を吐き捨てた時でした。
A田が腰をひくひくと不自然に動かしたのです。あ、もしかして。
あたしは思わずしゃがんで、A田のズボンを引きずり下ろしました。
A田はなすがままで、全然抵抗しませんでした。
べっとりと精液が飛び散ったトランクスが目に飛び込んできました。
スーツの内側にまで飛び散っています。
前開きからち●こが既に飛び出していて、まだぴゅっぴゅっと時折精液を吐き出していました。
あたしの言葉だけで、A田はイってしまったんです。
汚らしい。その一言でした。
半ば黄色くなったA田の精液は見るからに生臭そうで、しばらく射精していなかったのがひとめでわかります。
いっそスマホで撮影してやろうかと思いましたが、やめました。
何となくですが、A田は今からすることを口外しない。そういう確信めいたものがあったんです。
あたしは、まだ中途半端に勃起した状態のち●こをぐっとつかみました。手に指に、精液がベトベトと絡みついてきます。
「んぐっ」A田がうめくような声を上げましたが、あたしは構わず、上下にこすってやりました。
「1回イって満足してんじゃないわよ。まだ許してあげないから」
「んーっ、んーっ、ふーっ」
情けない息遣いと声がまじりあいます。でも、まだ硬さが足りません。
あたしはA田のち●こを握ったまま、一言添えてみることにしました。
「薄汚い男。救いようがないわね。この皮あまりち●こ、ベットべトだし毛が絡んでるし、見苦し過ぎ」
みるみるうちに、ち●こが硬さを取り戻してきました。
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そんな姿を見ながら、あたしはどうしようもない気分になっていました。
ああ、あたしも、大概だなあ。
そう思いながら、あたしは下着だけ脱ぎ捨てて、A田の腰の上に跨りました。
あたしの内股の感触を腰回りに感じたA田が、手の間からあたしに目線を向けているのがわかります。
おびえたような、喜んでいるような、どっちにしても卑屈な目線。
「感謝しなさいよ。あんたの腐ったち●こなんて、普通使えることなんてないんだから」
「…」
「返事は?」
「んーっ、んーっ」
「本っ当に、どうしようもないわね、あんた」
ズブっと。あたしはA田の上に、腰を落としました。
A田のはちきれんばかりのち●こは苦も無くあたしの体内に入ってきました。
ああ、…これは。
刺激はそれほどでもありませんでした。
別に小さすぎるというわけではないので性感は普通にありますが、そこはこれまでの男と大して変わりません。
ただ。ちがうのは、あたしにされるがまま、なすがままのA田の無様さ。
それが最高でした。
この見苦しい男の身体を、あたしは好きなようにできる。
そう思えば思うほど、ワクワクして、身体が火照ってきて。
実際の大きさとか相性とかとは関係なしに、いやらしい気分がどんどんわいてきます。
単に粘膜がこすれ合うだけの気持ちよさだけじゃありませんでした。
「ふ、ふーっ、ふーっ」
「き、聞き苦しい息づかいしてんじゃないわよ、あんた死んでくれば?」
「ふ、ふーーっ!」
「興奮しちゃった?あっ…こんなので硬くなっちゃうのっ?」
「ふ、ぶふふーーっ」
「こ、このカス男!この腐れち●ぽ!…くぅっ」
ののしられながら、A田のち●こはどんどんたくましさを増して、あたしのま●この中を行き来しています。
あたしが腰を動かすたびに、膣の中のいろんなところに引っかかってきます。
「ほ、ほらぁ…あたしがせっかく犯してあげてんのよ…もっと、一杯一杯頑張んなさいよぉ…」
「ぶ、ぼぷーっ」
「ははっ…あんた、やりゃそれなりにできんじゃない…みんなには見せられない姿だけど…」
あたしにとっては、まったく新しい体験でした。
会社のみんなが壁一つ向こうにいる。
そんな中で、あたしはこの、1ミリたりとも魅力を感じないはずの男を罵りながら、そのち●こを自分の体内で弄んでいるんです。
愛情も思い入れも何ひとつないのに、その気持ちよさは、これまでの性の経験とはまるで別のものでした。
いつの間にか、あたしは浸りきっていました。
膣の回りも中も敏感になって、さほど特徴のないはずのA田のち●ぽが、ひとさしごとに強烈に響きます。
SEX中の意思疎通さえまともにできないA田の上に跨って、あたしは夢中で腰を動かし続けました。
どれくらいそれを続けたでしょうか。
A田が唐突に顎をのけぞらせました。
(え?)
そして、お腹の中に、どろどろの精液が注がれる感覚。
あたしはA田のち●ぽに膣内射精を許してしまったんです。
前触れがなかったので、まったく気づきませんでした。
(あー…やっちゃったあ…)
そう思いましたが、そのときのあたしにとっては、それよりも重大なことがありました。
息を切らせながら、あたしはA田に言います。
「あ、あんた、また、何勝手にイってんのよ…」
「う、ふうぶー」
「あたしは、まだ、イってないからね…まだまだ頑張ってもらうからね…」
「う、ぶふーっ!」
「性欲だけはたまってるでしょ、まだ勃起できるくらいにはさぁ…ほら勃てなさいよ」
「ぐ、ぐふ…ふーっ」
「…あ、硬くなってきた…やっぱり、やればできるじゃん…。今日はすりむけるまで犯したげるわよ…」
A田のち●ぽは、あたしの中で何度も何度も硬くなりました。
結局1時間くらいはやり続け、あたしも3度目くらいに射精されたときにようやくイけました。
時間がかかった分すごく気持ちよかったです。
最後に、膣の中で混じりあった精液や愛液が逆流してきたとき、その温度と動きが敏感になった膣に響くようでした。
A田はその時、もう息も絶え絶えになっていました。
目を見開いて、唇のまわりをよだれでべとべとにして、怯えたような目でただあたしを見つめるばかりでした。
問題は事務所に戻るときでした。
床にまで垂れていたあたしたちの汁はどうにかふき取ったんですが、A田の涙でぐしゃぐしゃになった顔はどう見ても変でした。
事務所に入ったとき、みんなぎょっとした顔をしたくらいです。
結局、そこはつい議論が白熱しちゃってー、といって強引にごまかしました。
どうにか納得してくれたみたいで、バレはしませんでした。
あたしは落ち着いたところで適当にトイレに行き、しばらくぶりにアフターピルを飲みました。
一応取っておいてよかったです。
幸い、薬は効いてくれて妊娠はしませんでした。
以来、あたしはちゃんと毎日ピルを飲み続けています。
もちろん、A田との関係のためです。
A田は一切皮肉をいってこなくなっただけでなく、普段からあたしに対してすっかり丸くなりました。
まわりはあたしとA田が仲良くなったって思ってるみたいです。
でも、そういうわけじゃないんですよね。
あたしと会議室に入ると、A田は途端に情けない男に変貌します。
そんなA田をおもちゃのように扱うのが、あたしのあたらしい楽しみになっているんです。
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