「んー、どこがいいとかある?何だったら、一度着替えてくれば?あったまれるところ、探しとくよ?」
彼の言葉はあからさまでしたが、あたしもやぶさかではありませんでした。
ただ、ロクに話さえしないままホテルに直行というのは、いくらあたしでもちょっとと思いました。
するにしたって、少しはちゃんとお話してからにしたい。
そう思ったあたしは、とりあえず立ち話前提で返事を返しました。
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「そこまではいいですよ。でもここは人通り多いし…このあたり詳しいですか?」
「ああ、詳しいけど?」
「じゃあ、このビル、裏手になんか休めそうなスペースとかあります?」
立っていた場所のすぐそばに、小さな路地がありました。
目前のビルの裏手に通じているようだったんです。
「ああ、実は俺の勤め先、このビルなんだよ」
「ホントに?」
「だけど休憩スペースってのはないな…非常階段くらいだよ。人通りは確かにないけどな」
「あ、じゃあそこでいいです」
「大丈夫か?相当寒いぞ?」
「今更でしょ」
もう身体は冷え切っていました。
「まあ、そうか。じゃ、ちょっとコーヒーで温まるとしますか」
あたしたちは二人で、狭い路地に入っていったんです。
路地にしばらく入ったところに非常階段がありました。
「ここですか?」
「ああ。人目が気になるなら、踊り場まで上がる?」
「いいんですか?部外者ですよ、あたし」
「大丈夫だろ。他の階の店もろくに使ってないみたいだしな」
「へえ…どうせならゆっくり話したいし、じゃあ、そうします」
階段がしっかりしたコンクリート造りだったこともあって、踊り場まで行くとたしかに路地からはちょうど見えませんでした。
「じゃ、乾杯。こんな安いので悪いけど」
「とんでもない。いただきます」
ごくりと飲むと、温かいコーヒーが冷えた身体に染み渡るようでした。
普段だったらあたしには甘すぎるんですが、この日は疲れていたこともあって、すごくおいしく感じました。
彼の言った通り、乾杯してからしばらくたっても、非常階段には全然ひとけがありませんでした。
それどころか下の路地にも人通りが全然ありません。
表通りまではすぐなんですが目立たないので、ちょっとしたエアポケットになっているんでしょう。
全身サンタ姿で雑談をしている様子はどこか間が抜けていたでしょうが、人目がない以上それも気になりません。
わざわざナンパしてくるだけあって、彼は話し上手でした。
あたしもフンフン聞いているうちに気分がのってきて、20分くらいはあっという間でした。
敬語をつかうのもなんだかバカらしくなって、いつの間にかあたしは素の口調に戻っていました。
楽しいなあ。こんな人が彼氏だったら、ホントにいいのになあ。
夢中になって話していたあたしは、ふと、足に軽い痛みを感じました。
「んっ…」
「どうした?」
「ちょっと、疲れちゃったかな。大丈夫」
「一日立ちっぱなしだったしな。ほんとに、服だけでも着替えてくれば?」
「ご心配なく。場所は探しとくよ、でしょ?スケベ。魂胆はわかってるんだから」
「さすがに見え見えか。はは」
「ふふ」
本人も言う通り狙いはみえみえでしたが、悪い気はしませんでした。
それでも話を流したのは、女として一応のカッコをつけたかっただけです。
こんなことしてるから、男を逃がすんですけどね。
あたしは、非常階段の段に腰を下ろしました。
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「汚れるぜ、そんなところに腰かけたら」
「いいよ。どうせ私物じゃないし」
「冷たいでしょうに。やせ我慢はやめれば?」
「やせ我慢なんかじゃないってば」
確かにコンクリートの冷え方はかなりひどいものでしたが、それよりも脚が楽な方が大事でした。
張り詰めていたふくらはぎや膝から、すうっと力が抜けていきます。
ふと、彼があたしから微妙に目線をそらしながら言いました。
「あのさ…パンツ、みえてんぞ」
「…」
下半身に視線をおろすと、赤いミニスカートは脚の付け根ぎりぎりまでずり上がっていました。
脚は閉じていましたが、その程度じゃ全然意味がありません。
慌ててスカートを抑えようとしたあたしでしたが、ふと思ったんです。
どうせデート出来たらいいなあって思ってるんだし、もういいかって。ホテルに行けば、どのみち直接見せちゃうわけですしね。
「なに、目そらしちゃってー」
「じろじろみるわけにもいかないだろ」
「男の人って、ほんとにパンツ好きだよね」
「当たり前じゃんか」
「なら、もうちょっと見てもいいよー?」
あたしは、足をパタパタ開いたり閉じたりしました。
彼もさすがにびっくりした表情でこちらを見ています。
あたしだって、こんなことはめったにしません。
ただ、やり取りをしているうちにあたしはつい調子に乗ってしまったんです。
「ほらほらー、見える?」
「あ、ああ…いや、なんというか、ノリいいなあ、あんた…」
「そう?こんなもんじゃない?」
あたしとしては、デートに向けて気分を盛り上げるための、ちょっとした冗談くらいのつもりでした。
ただ、やり過ぎだったんですよね。
脚を閉じたり開いたりをこれ見よがしに続けるうちに、彼の目つきがちょっとおかしくなってきたんです。
「…あのさあ、わかってると思うけど、俺、男だからな?」
「…?そりゃ、そうでしょ。どう見たってわかるよ」
「そんなことしたら、我慢できなくなるって思わない?」
「あはは、まさかあ」
けれど、男の人の性欲をあたしは甘く見てたんですよね。
すっと、彼が身体を正面に向けて、あたしに寄ってきました。座っているあたしからは、彼の腰から下の部分が正面に見えました。
そのちょうど真ん中が大きく盛り上がってるのをみて、あたしは自分のやったことが、気分を盛り上げるだけじゃすまないことに気が付いたんです。
「ホテルで、って思ってたんだけどさ。あんたのせいだからな?」
「んー…」
いきなりな上にこんな場所です。抵抗感はありました。
でも、場所は別として、あたしもエッチする気自体はまんまんだったせいでしょう。
その抵抗感は、彼に少し強く出られたら、あっけなく消えていきました。
サンタの格好で階段に座ったまま、あたしは脚を開いてクンニされました。
この格好で舐められていると、なんだかマニアックなプレイでもしている気分でした。
路地の外から、かすかにクリスマスソングが聞こえてきます。
今頃、大通りは昼間以上に大盛況になっていることでしょう。
想像するとロマンチックな雰囲気ですが、結局行きつくところはこういうことになんだよね、そんなことをぼんやり考えていました。
そんな風についぼんやりしてしまうくらい、彼の舌遣いはうまかったんです。
彼の舌があたしのひだをかき分け、何度か膣粘膜の上を往復しただけで、あたしは身体が熱くなってきました。
見下ろすと、膝まづいてサンタのミニスカの中に顔を突っ込んだ彼の姿がありました。
自分の股間は直接見えないですが、そこから唾液と、多分あたし自身の愛液が絡み合う、じゅく、じゅくっという湿った音が聞こえてきます。
「ふう…ま、準備はこんなもんかな?」
彼が顔を上げ、立ち上がりました。
サンタのズボンの前は、もうパンパンに膨らんでいました。
ここまではっきり見せつけられたら、もういいやって思っていました。
むしろ、あたしの方も舐められてるうちにすっかりその気になってしまっていて、入れてもらわずにはいられない気分になっていたんです。
彼の言う通りです。
ホテルまで待つのももどかしい気分になることって、あるものなんだな。
「うん…でも、あんまり変な格好は無理だよ」
「心配すんな。俺もきついしな、そんなに余裕ないよ」
「後ろから…でいいかな?」
「それが無難だろな」
あたしは立ち上がると、踊り場のコンクリートの手すりに手を突きました。
彼が、後ろでもぞもぞと、サンタのミニスカをめくりあげていきます。
お尻に、すうっと冷たいビル風が直接当たって、一瞬身震いしました。
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カテゴリ:デパガのエロ体験談(女性視点)