1年ほど前、俺がまだ大学4年だった時の話です。
子供の頃の女友だち、凛佐とひょんなことからSEXしたんです。
彼女と最初に知り合ったのは、小学5年の時のクラブ活動でした。
クラブって言っても、任意のやつじゃなくて、必修の授業扱いのやつです。
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最初の年に適当に選んだら、どうにもつまらないクラブに入ってしまって結構苦痛だったんです。
それで、5年生になった時に、今度はちゃんと楽しそうなのを選んでみようと、子供なりに思ったんですよ。
それで選んだのが、美術クラブでした。
趣味というようなものではなかったですが、ちびちびと落書きをするのは好きだったんですよ。
美術とは言っても、絵であればなんでもいいようなゆるいクラブで、美術系志望なやつは水彩画を描くんですが、マンガの絵を真似して描くようなやつも結構入っているようなところです。
その自由さも魅力的でした。
いざ入ってみると、今でいうと結構オタク系の奴が多かったので、当時おとなしい性格だった俺には居心地がよかったです。
そのクラブにいたのが凛佐です。
目立つタイプではなかったですよ。地味目な子です。
クソ真面目っていう訳でもないですが、かといって派手なタイプではなかったですし、目を引くような存在感はありませんでした。
本当に普通の地味な子、です。
だから、俺の中での印象も、その時まであまり強いものではありませんでした。
クラブでは、彼女はいわゆるマンガのマネ絵を描くタイプでした。
おとなしそうなイメージですから、ああ、なるほどねと。
そこは違和感ありませんでしたよ。
ただ、意外だったのは、恐ろしくうまいんです。
もちろん今見たら稚拙なものなんでしょうけど、それでも小学生にしては破格でした。
それに、描いているときの彼女はすごく楽しそうで、それはハッキリと予想外でしたね。
あんな楽しそうな顔するような子には見えなかったんです。
ある日、俺がどうしてもうまく描けなくてくさってたときに声をかけてきたんですよ。
調子どう?っていう軽い感じでした。
ですが、女の子とあまり話すことのなかった俺には衝撃だったんですよ。
その時は一言二言だったんですが、その時の縁でクラブの時にはたまに一緒に描くようになって。
話してみると、すごく優しい子でしたよ。
似たような趣味の娘をはじめて見つけて、我ながら喜びにあふれてたと思います。
ただ、付き合いは中学校を出るまででした。
彼女が私立の名門校に行っちゃって。
俺は勉強はできなかったから、まったく縁のない学校でした。
距離が遠かったうえに彼女が寮に入ってしまったこともあって、音沙汰が途切れてしまったんですよ。
一旦連絡が途切れるとなかなか連絡しづらくなってしまい、それっきり会う機会はずっとありませんでした。
ただ、その後も時々ふと、彼女のことは思い出しましたね。
俺にとっては、子供時代ではほぼ唯一の女性との人間関係だったから、印象深かったんでしょう。
だから、高校を出て大学に入った後も、何してるんだろうか、一度会いたいなぁとは思っていました。
邪な気持ちはなかったですよ。
ただ、連絡先とかも知りませんからどうにもなりません。
それが、ひょんなことで再会したんですよ。
去年の夏、帰省したときのことです。
学生の夏休みは長いですし、なんとか直前に就職先の内定もとれていました。
疲れがたまっていたのと安心したことでどっと眠気がでたせいもあって、帰省最初の3日くらいはダラダラと寝て過ごしました。
今考えると夢のような環境でしたね。
この時は、ちょうど帰省後1週間後の日に、中学時代の同窓会の予定が入っていました。
ただ、俺は出る気はなく、欠席で連絡してたんです。
というのは、うちの近所の公立の例に漏れず、俺の中学って体育会系の奴がやたらに威張ってる学校で。
俺みたいな文化系の人間は、当時あまりいい思い出がなかったんですよ。
何しろ教師まで彼らの味方をするので、俺らとしては立場がなかったんで。
だから、同窓会の連絡がきても、何をいまさらという感じでした。
ただ、断ったとはいえ、気にはなりました。
凛佐のことです。
同じ文化系ですから、彼女も出席したかどうかは怪しいものでしたが、それでももし出ていたらという思いはありました。
何となく落ち着かなくて、その当日、俺はフラフラと町を歩いていたんです。
もう同窓会は始まっている時間でした。
遅刻組の出席者に会ったらきまずいな、とは思ったんですけど、何となく俺はその辺をうろうろしていました。
もちろん、別に何がしたかったわけでもありません。
だから、俺の行動にはまったく意味はありませんでした。
30分ほど意味なくウロウロしたところで、俺はようやく落ち着いて、帰ろうと踵を返しました。
せっかくこの辺りまで来たんだから、本屋にでも寄っていこうか。
そう思いたって、脇道にそれたときです。
「あれ?」
いきなりバッタリというのはこういうことを言うんでしょうか。
見覚えのある女の子が数メートル先に立っていました。
印象はかなり違っていましたが、見間違いようもありません。
凛佐でした。
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「ホント久しぶり、どうしてた?」
「美大に行ってるんだ。いま卒業が近くてもう大変だよー」
「ああ、そっち系行ったんだ。マンガ系とかはもう描いてないの?」
「そういうのもたまに自分で描いてるけどね、最近は油彩とかが多いかな」
「話聞いてるだけでもすごいなあ」
「そうでもないよ。高校で美術部入って、そこでいろんな絵描いてたらハマっちゃっただけ」
「へえ…でもその手の学校って大変らしいね。課題とか?」
「うん。でも、やっぱり好きなんだよね。だからつらいけど楽しいよ?」
彼女は俺から見ても、すっかり綺麗になっていました。
スラっとした女の子にしては高めの身長といい、ほっそりした体つきといい。
顔は正直なところやっぱり地味でしたが、地味な綺麗さってあるじゃないですか。
派手じゃないんだけど、おって思ってしまうような。
彼女はまさにそのタイプになっていたんです。
考えてみれば、顔立ちそのものは当時から整っていた気がします。
ただただ野暮ったかっただけで。
それに…夏場なので薄手の服なのは当然なんですが、それを差っ引いてもかなり色っぽい。
特に胸が大きいとかではないんですが、服に浮き出た体のラインはメリハリが効いていて、大人っぽい雰囲気が漂っています。
彼女をみてこんな気持ちになったのは、はじめてでした。
ただ、その気持ちにそのまま従って行動に出る気は、もちろんありません。
俺は、自分の中に湧きだした本能をどうにか打ち消しました。
「今から同窓会?」
「ううん、今日はたまたま買い物。あなたこそ、同窓会出ないの?」
「欠席。なんとなく出る気しなくてさ」
「あ、やっぱりあなたも?」
「あれ、もしかして、理由同じ?」
「まあね。あれらしいよ、友達に聞いた感じだと、出てるの体育会系の人ばっかりみたい」
「うわー、やっぱりか」
「やっぱり、出づらいよねー」
やっぱり、考えることは同じだったようです。
「でも、同窓会って、なんか気にはなっちゃうんだよね」
凛佐はすこし物足りなさげに苦笑しました。
「うーん、まあ、そういう気もするなあ」
「でしょ?せっかくの機会なのに、みたいにはやっぱり思っちゃって」
確かに言われてみれば、凛佐のことはともかく、同窓会に出られないというのは、それはそれで寂しい気もしました。
「そう考えると、なんというか…すこし残念な感じはしてきたなあ」
俺がそういったときです。
凛佐が何か思いついたように、唐突に言ったんです。
「ねえ、よかったらうちこない?」
「は?」
いうまでもないですが、俺は凛佐の家なんて、子供の頃でさえ一度も行ったことはありません。
文化系人間に、それはハードルが高すぎるというものです。
それだけに、今から彼女の部屋に行くんだと思うと、なんとも緊張するものがありました。
歳を重ねて少しは世慣れたとはいえ、こういうところは変わらないものです。
彼女はこの辺の学校ですが、実家は出てマンションを借り、一人暮らしをしているそうです。
聞くと、マンションはこのすぐ近くでした。
「へえ、でも実家にいた方が楽だったんじゃないの?」
「うーん、やっぱり一人暮らししたかったんだよね。親と一緒だと色々言われるし」
「ああ、それはあるかも」
「でしょ?」
彼女のマンションへの道を歩きながら、話は盛り上がっていました。
彼女がふと、言いました。
「そういえば、聞いていいのかな…就職とか決まった?」
「ああ、俺はこの間なんとか決まった。
「あ、決まったんだ。おめでとう!
「体育会系の会社だから、そこはちょっと気になるけどね」
「そうなの?でも、あなたも結構イメージ変わったし、大丈夫じゃない?」
「そうかなあ」
「大丈夫だよ」
ここまで大丈夫と言われると、少し会った不安が消えていきます。
しかし、面と向かってこういわれると、褒められているようで照れくさい。
俺は、照れ隠しもあって聞き返しました。
「そっちは決まったの?」
「うん、わたしもついこの間」
「あ、おめでとう!やっぱり絵とかデザイン関係?」
「ううん、普通の会社。事務職だよ」
意外でした。彼女のことだから、かなりこだわってるだろうと思ったのに。
「あれ、そうなの?」
「うーん、やっぱりそういう会社は難しいよ。わたしは結局実力不足だったんだよね」
「そういわれると何も言えないけど…納得してるの?」
「仕方ないよ」
苦笑しながらも、とてもまじめな顔で彼女は続けました。
「それに、割り切っちゃえばそんなにきつくはないよ。絵を楽しむのは趣味で十分だし」
「…そういうもんかねえ」
「わたしはね。残念ではあるけど、まあそれでいいかって」
どこかしらさばさばした感じでした。
多分、彼女は本当に割り切れているんでしょう。
自分の方がむしろ割り切れていないような気がして、俺は内心で少し自己嫌悪しました。
「あ、ごめん、ちょっと暗い話になっちゃって。ここがわたしのマンションだよ」
「…これ?」
見た感じ、かなり家賃の高そうなマンションが、目の前に鎮座していました。
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カテゴリ:女学生エロ体験談(男性視点)